『ぼくのたび』みやこしあきこ/ブロンズ新社

絵本

12月26日付けのデーリー東北にて、毎月の絵本紹介連載「えほんとわたし」が掲載されました。今回紹介した絵本は、みやこしあきこさんの『ぼくのたび』(ブロンズ新社)です。
以下全文。


“ひこうきにのって しらないまちから しらないまちへ” 

小さなまちのホテルで働く「ぼく」の旅の絵本です。彼が自分自身にゆっくり静かに語りかけるかのような文章と共に物語が展開していきます。 
モノクロの絵から始まりますが、ページを進めていくと鮮やかなカラーのページが現れ、はっと息をのみます。懐かしさ、そして切なさや温かさが入り混じり、心がきゅっとなる絵本です。

みやこしあきこさんは、絵本作家です。主に木炭や鉛筆を使用した作品が多い中、今回の「ぼくのたび」では、初めてリトグラフ(版画)を使って描いています。 ちなみに、出版元であるブロンズ新社のウェブサイトでは、「ぼくのたび」の創作背景を動画で見ることができます。絵本作りの過程を知ることで、また違った楽しみ方が見えてくるかもしれません。

みやこしさんは、とあるインタビューの中で、どんなものを描くときにもリアリティーを大切にしている、とおっしゃっていました。その言葉からも分かるような、みやこしさんの繊細かつリアルな描写は、子どもも大人も引き付けてやみません。

さて、今年もあともう少しで終わりますね。今年紹介した12冊の絵本の中に、1冊でも気になる絵本があったらうれしいです。また来年お会いしましょう!


毎回記事と一緒にイラストも掲載していただいていますが、今回はこちら。(最初26日掲載ということをすっかり失念して、クリスマスの絵を担当の方に送ってしまっていたわたし・・・。)あわわわ!と、年末感なイラストを描き直しました。

『ぼくのたび』みやこしあきこ (ブロンズ新社

絵本

Posted by morihanaco